慶應義塾第二回世紀送迎会


2000年12月31日〜2001年1月1日<慶應時間>
三田キャンパス
出席者数約一万人
本稿は「三田評論」2001年2月号に掲載の「Keio Report(P.97)」を転載しております。

 慶應義塾第二回世紀送迎会が、2000年12月31日午後3時から6時まで、三田キャンパスで開催された。これは、百年前の1900年大晦日に、当時の塾生が主催し福澤先生も参加された「世紀送迎会」に因み、福澤諭吉没後百年記念行事の一環として行なわれたものである。当日は「21世紀へのガイダンス」をテーマに、世界に先駆けて新世紀を迎えようと、三田山上の時計を六時間進めたり(これを「慶應時間」と呼んだ)、みんなが主役であるという意味を込めた「エントランスステージ」の設置や、旧図書館のライトアップが行なわれるなど、百年に一度のイベントにふさわしい大胆な試みも行われ、三田キャンパスは塾員、塾生、教職員など約一万人の来場者であふれた。
 中庭に設置されたメインステージでは、塾生らによる「21世紀への宣言」が行われ、慶應時間午前零時には来場者全てを集めて新世紀への「カウントアップ」が行われた。「カウントアップ」とは、新世紀になる時刻を受動的に待つのではなく、自分達の意志で自発的に世紀を乗り越えるという意味である。このほか、G-SEC Labの装置をフルに活用した体験企画「Time Browser−時感−」(東館)、一貫教育校各校による熱のこもった展示・パフォーマンス(第一校舎ほか)、義塾名誉教授ら12名による「20世紀の名講義」(南校舎ほか)、各回で活躍する塾員や義塾教員がかつてない豪華な顔ぶれで新世紀への展望を語った「迎新世紀特別対談・21世紀の日本社会と義塾の役割」「陸の王者永遠なり!」「21世紀感覚」の三講演(西校舎)など、塾生・教職員・塾員による様々な企画が約三時間にわたって繰り広げられた。
 このように幼稚舎から大学、また塾員まで慶應義塾社中が一堂に会したイベントは例を見ないことであるが、実行委員会の組織についても、鳥居塾長のもと、総合政策学部三年の天野恵さんを中心とした学生と若手職員が一体となって行事を作り上げるという、かつてない形態であった。しかし準備期間は短く、委員会が発足したのが半年前の七月。種々の難題を越えて企画がほぼ出揃ったのは、十二月に入ってからであった。それでも、準備段階からマスコミにもたびたび取り上げられるなど注目度は高かった。
 当日、予想をはるかに超える一万人の方々を迎え、中庭には人があふれ、各教室が満員となった時、これらの努力が実を結んだといえるかもしれない。多くの社中の人々が、ともに20世紀を送り21世紀を迎えることができたことは本当にうれしいことであった。

第二回世紀送迎会実行委員会・記



鳥居塾長・竹中教授と橋本龍太郎氏による「迎新世紀特別対談」



こんな方々が参加されました



新世紀へのカウントアップ−人の多さもあわせてご覧下さい


※なお、「世紀送迎会」については、2001年2月1日・4月1日発行の慶應情報誌「Smilly」68〜69号に、編集長による詳細な見聞記が掲載されております。あわせてご覧頂ければ幸いです。ご希望の方には差し上げますので、Web担当者までメールください。


戻る